フランス・パリ市立図書館、自閉スペクトラム症を抱える人のための“Heure calme”を試行

2022年1月11日から、フランス・パリ市立図書館の内の4館が、自閉スペクトラム症(ASD)を抱える人のために、毎週1回1時間「穏やかな時間(Heure calme)」を設ける試みを行っています。

自閉スペクトラム症を抱える大人・子どもが更に図書館に来館しやすくするためのものです。照明の光を弱める、BGMを流さない、電話の着信音量を落とす等の取り組みが行われます。

発表の中では、2022年4月に取組の評価を行い、5月以降に図書館の規則に組み込み、パリ市立図書館全館で段階的に導入する予定であると述べられています。

Des “heures calmes” dans les bibliothèques(Bibliothèques de la Ville de Paris)
https://bibliotheques.paris.fr/experimentation-heure-calme.aspx

参考:
「図書館ではお静かに」と言わないで 自閉症の人々が使いやすい図書館を実現するためのネットワーク(英国)
Posted 2016年6月14日
https://current.ndl.go.jp/node/31800