国際図書館連盟(IFLA)、“Trend Report”の2021年版を公開

2022年1月6日、国際図書館連盟(IFLA)が”Trend Report”の 2021年版を公開したと発表しました。

IFLAのTrend Reportシリーズは2013年に始まり、その後2016年、2017年、2018年、2019年に更新されてきました。

今回の更新版は、世界図書館情報会議(WLIC)に先立ち、図書館指導者から提出されたアイデアに基づいたものであり、10年後に図書館分野をリードするであろう人々が、職業人生に影響を与えると感じた20のトレンドを紹介しています。それぞれについて、短いセクションで重要な質問と側面、および図書館分野の潜在的な対応策を示しています。20のトレンドの中には、相互に補完的なものもあれば矛盾するものも含まれている、としています。

20のトレンドの一部としては以下のようなものが挙げられています。

・厳しい時代の到来
・バーチャルは今後も続く
・物理的空間の復活
・ソフトスキルの台頭
・多様性が重要視される

IFLA Trend Report 2021 Update released! (IFLA, 2022/1/6)
https://www.ifla.org/news/ifla-trend-report-2021-update-released/

IFLA Trend Report 2021 Update [PDF: 680.01 KB]
https://repository.ifla.org/handle/123456789/1830

参考:

E2246 – 不確実で複雑な時代の図書館の役割:IFLA Trend Report 2019
カレントアウェアネス-E No.388 2020.03.26
https://current.ndl.go.jp/e2246