LIS Newsが選ぶ2021年の図書館・図書館情報学関連の10大ニュース(米国)

2021年12月15日、図書館や図書館情報学に関するニュースを掲載している米国のブログLIS Newsが、同ブログが選ぶ2021年を形作った10大ニュースを発表しています。

1. 強まる「禁書」(Book Banning)の動き
2. 誤報(Misinformation)が新型コロナウイルス感染症にもたらす悪影響
3. 出版業界で続くキャンセル・カルチャー(Cancel/Consequence Culture)
4. 「制御されたデジタル貸出」(controlled digital lending)
5. LCSHの件名標目“Illegal aliens”の使用終了
6. 出版におけるサプライチェーンの問題
7. 米・カリフォルニア大学がElsevier社と購読契約を再び締結
8. 歌手テイラー・スウィフトが巻き込まれた著作権をめぐる二つの話題(警察が活動家のライブ配信阻止のために著作権で保護されたテイラー・スウィフトの楽曲を流したこと、ヒット曲の原盤権をめぐる争いと対抗措置としての旧作再録音)
9. 南アフリカ共和国・ケープタウン大学図書館における火災被害
10. 図書の延滞金を廃止する図書館の増加

Ten Stories That Shaped 2021(LIS News, 2021/12/15)
https://lisnews.org/node/45359

参考:
スコットランド国立図書館(NLS)、コロナ禍に関するオンライン上の誤情報(misinformation)や健康情報をウェブアーカイブするプロジェクトの実施を発表
Posted 2021年9月16日
https://current.ndl.go.jp/node/44817

国際図書館連盟(IFLA)、“Controlled Digital Lending(CDL)”を支持する声明を発表
Posted 2021年6月18日
https://current.ndl.go.jp/node/44234

米国図書館協会(ALA)、LCSHの件名標目“Aliens”と“Illegal aliens”の使用終了への支持を表明
Posted 2021年11月15日
https://current.ndl.go.jp/node/45174

米・カリフォルニア大学とElsevier社、4年間の転換契約を締結
Posted 2021年3月17日
https://current.ndl.go.jp/node/43568

国際図書館連盟(IFLA)、事務局長名で南アフリカ共和国・ケープタウン大学図書館における火災被害に関する声明を発表
Posted 2021年4月21日
https://current.ndl.go.jp/node/43854

米・ニューヨーク市の公共図書館3館、延滞料を廃止:低所得者層の資料アクセスを確保
Posted 2021年10月21日
https://current.ndl.go.jp/node/45030

LIS Newsが選ぶ2020年の図書館・図書館情報学関連の10大ニュース(米国)
Posted 2020年12月21日
https://current.ndl.go.jp/node/42823