米・ニューヨーク州、デジタル平等のためのポータルサイトを公開

2021年12月7日、米国のニューヨーク州教育省は、Community Tech NYやコーネル大学とのパートナーシップの下、同省・ニューヨーク州立図書館・John R. Oishei財団が、ポータルサイト“NYS Digital Equity Portal”を立ち上げたと発表しました。

同ポータルサイトはインターネットアクセスの障害を明らかにし、デジタル平等のニーズやギャップ、優先事項を理解した上で、コミュニティが戦略を策定するのに役立つと説明されています。

同ポータルサイトでは、同州内の特定の地域からブロードバンドへの接続性やスピードとコスト、人口統計等に関するインタラクティブなスナップショットを作成することが可能です。また、それらを議会区、郵便番号、国勢調査区等の地理的条件に基づき分析することができます。今後、継続的な調査と協力を通じて更なるデータレイヤーが開発されると述べられています。

資金の一部には、新型コロナウイルス支援・救済・経済安全保障法(CARES Act)に基づき博物館・図書館サービス機構(IMLS)がニューヨーク州立図書館に割り当てた補助金が使用されたと説明されています。

Digital Equity Portal Launches in New York State(NYS Education Department, 2021/12/7)
http://www.nysed.gov/news/2021/digital-equity-portal-launches-new-york-state

NYS DIGITAL EQUITY PORTAL
https://blogs.cornell.edu/nysdigitalequity/home/

参考:
E2431 – コロナ禍における米国の図書館支援政策
カレントアウェアネス-E No.422 2021.10.14
https://current.ndl.go.jp/e2431

米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)、2021年の年次会計報告書を公開:米国救済計画法に基づく1億7,800万ドルの支援等
Posted 2021年11月17日
https://current.ndl.go.jp/node/45189

米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)、2020年の年次会計報告書を公開:新型コロナウイルス感染症対策を目的とした合計約4,500万ドルの国内機関支援等の事業を報告
Posted 2020年11月18日
https://current.ndl.go.jp/node/42557