ヒューストン大学図書館はどのように戦略計画を立てたか(米国)

米ヒューストン大学図書館が、2006-2010年の戦略計画を発表しています。その柱には、
・ヴァーチャルでの存在感を強化する(オンライン・サービス)
・教育・学習のセンターになる(ラーニング・コモンズ)
・学術コミュニケーションを豊かにする(リポジトリ、デジタル保存)
・図書館をリ・ブランド化する(利用者との対話、学術界との対話)
の4つを挙げています。

また、ALA TechSourceに、ヒューストン大学図書館がこの戦略計画を作成するにあたって、どのように議論を進めたかがレポートされています。それによると、6ヶ月の間、プロジェクト管理ツールBasecampを用い文書等を共有したほか、16の外部ブログ、9の内部ブログ、wikiなどを用いて議論したそうです。

なお、ヒューストン大学図書館では、サブジェクト毎に、担当図書館員がそのサブジェクトに関するニュース、有用な情報源、図書館サービスのお知らせなどを提供するSubject Blogを公開しています。現在のところ、歴史学や通信、地球エネルギー管理など12のブログが立ち上がっています。

“Our Vision,” UH Libraries Strategic Directions, 2006–2010
http://info.lib.uh.edu/strategic_directions.pdf

A Compelling Committee (or The Story of UHLSDSC)
http://www.techsource.ala.org/blog/2006/08
/a-compelling-committee-or-the-story-of-uhlsdsc.html

Subject Blogs – University of Houston Libraries

http://info.lib.uh.edu/research/sub_blogs.html