【イベント】シンポジウム「人文情報学による仏教知識構造化の新潮流」(11/27・オンライン)

2021年11月27日、シンポジウム「人文情報学による仏教知識構造化の新潮流」がオンラインで開催されます。主催者は、「科学研究費補助金基盤研究(A)「仏教学デジタル知識基盤の継承と発展」」とあります。

シンポジウムの概要では、2010年にTim Barnards-Leeによって提唱された「五つ星スキーム」(The 5-Star Rating of Linked Open Data)にも触れ、研究の基礎となるデータの構造化の問題が、過去からの知識の継承と更新によって成立する人文学の分野全体に長期にわたって影響を与えるだろうと述べられています。仏教学においてもこのような動向を視野に知識基盤の構造化が進められているとし、具体例を通して、仏教学の基礎となる知識構造化の方向性を考究する旨が示されています。

参加には事前の申し込みが必要です。

主なプログラムは以下の通りです。

〇開会の辞
「人文情報学による仏教知識構造化の新潮流」
下田正弘氏(東京大学大学院人文社会系研究科)

〇基調講演
「法寶義林のこれから(仮題)」
Jean-noël ROBERT氏(Collège de France)

〇報告
「東アジア人文学研究データの構造化とTEIの現在」
永崎研宣氏(一般財団法人人文情報学研究所)
「大正新脩大蔵経の構造化に向けて」
渡邉要一郎氏(東京大学史料編纂所)

〇ショートプレゼンテーション
「大正新脩大蔵経の構造化の現在」
村瀬友洋氏、井野雅文氏、朴賢珍氏、矢島礼迪氏、佐久間祐惟氏、余新星氏、渡邉眞儀氏、左藤仁宏氏 、王一凡氏、片倉峻平氏

〇総括コメント
コメンテイター:崔境眞氏

〇ディスカッション

「仏教学デジタル知識基盤の継承と発展」シンポジウム2021「人文情報学による仏教知識構造化の新潮流」
https://sites.google.com/view/digbdsympo2021

参考:
SAT大蔵経テキストデータベース研究会、聖徳太子御製とされる仏教典籍『勝鬘經義疏』のUnicodeとTEIに準拠したデジタル版を作成・公開
Posted 2020年4月6日
https://current.ndl.go.jp/node/40715

E2400 – 人文学資料デジタル化の国際的な枠組みが日本語ルビを導入
カレントアウェアネス-E No.416 2021.07.08
https://current.ndl.go.jp/e2400