オープンアクセス出版社・PLOS、北米の研究図書館センター(CRL)と学術図書館コンソーシアムNERLと新たな出版契約を締結

2021年10月27日、オープンアクセス出版社のPLOSが、北米の研究図書館センター(CRL)と学術図書館コンソーシアムNERLと新たな出版契約を締結したことを発表しました。

今回の契約により、CRLとNERLがPLOSの3つの出版プログラム“Community Action Publishing(CAP)”、“Flat Fees”、“Global Equity Model”に参加することになったと述べられています。契約期間は3年です。

CRL・NERLに所属する研究者は、PLOSが刊行するジャーナルにおいて、手数料なしで無制限に論文を出版することが可能とあります。

PLOS Announces New Publishing Agreements with CRL and NERL(PLOS, 2021/10/27)
https://theplosblog.plos.org/2021/10/plos-announces-new-publishing-agreements-with-crl-and-nerl/

参考:
米国の大学コンソーシアムBig Ten Academic Alliance(BTAA)、加盟大学が米・PLOSの“Community Action Publishing(CAP)”プログラムに参加することで合意
Posted 2021年1月29日
https://current.ndl.go.jp/node/43143

カナダ研究知識ネットワーク(CRKN)と米・PLOS、オープンアクセス出版に関する“Community Action Publishing”契約を締結
Posted 2021年1月28日
https://current.ndl.go.jp/node/43119

英・Jiscと米・PLOS、オープンアクセス出版に関する新たな契約を締結
Posted 2020年10月15日
https://current.ndl.go.jp/node/42283

米・カリフォルニア大学、オープンアクセス(OA)出版社・PLOSとOA出版に関する2年間の試験契約を締結:同大学著者による論文出版時に図書館が一律1,000ドルを助成
Posted 2020年2月21日
https://current.ndl.go.jp/node/40302

CA1977 – 動向レビュー:学術雑誌の転換契約をめぐる動向 / 尾城孝一
カレントアウェアネス No.344 2020年6月20日
https://doi.org/10.11501/11509687