米国図書館協会(ALA)、図書館利用者にSTEM分野の学習機会を増やすことを目的とした事業“NASA@ My Library”への参加館60館を発表

2021年9月13日、米国図書館協会(ALA)が、“NASA@ My Library”への参加館60館(32州)を発表しました。

ALAが、宇宙科学研究所(SSI)のNational Center for Interactive Learning(NCIL)、月惑星研究所(LPI)、教育開発センター(EDC)と共同で行っている同事業は、参加館に対してリソース・研修・サポートを提供することで、図書館利用者のSTEM分野の学習機会を増強することを目的としたものです。

米国航空宇宙局(NASA)の科学ミッション本部の支援を受けて、同本部の科学活性化プログラムの一環となっており、参加館は、NASAのイベントやプログラムの開催、大学の専門家からの支援、プログラム開催費用としての1,600ドルの助成の受取、が可能です。

60 libraries selected as NASA@ My Library Partners(ALA,2021/9/13)
https://www.ala.org/news/member-news/2021/09/60-libraries-selected-nasa-my-library-partners

参考:
シカゴ公共図書館(CPL)、大手電力・ガス会社のエクセロン社から250万ドルの助成金を得てSTEM分野の“early learning space”を設置
Posted 2015年8月3日
https://current.ndl.go.jp/node/29066

米国図書館協会(ALA)、地方の特にヒスパニック・ラテン系の住民にSTEM分野の学習プログラムを提供するプロジェクトへの参加館を発表
Posted 2020年12月16日
https://current.ndl.go.jp/node/42774

北米の都市図書館協議会(ULC)、公共図書館によるSTEM教育のためのリソースを公開
Posted 2021年4月1日
https://current.ndl.go.jp/node/43717

E2172 – テクノロジー導入に伴う若者と図書館の関係構築<文献紹介>
カレントアウェアネス-E No.375 2019.08.29
https://current.ndl.go.jp/e2172