カナダ保存研究所、博物館・アーカイブにおける汚染物質の制御に関するガイドラインを公開

2021年6月9日、カナダ保存研究所(Canadian Conservation Institute;CCI)は、博物館・アーカイブにおける汚染物質の制御に関するガイドライン“Control of Pollutants in Museums and Archives”の公開を発表しました。著者は、CCIの予防保存(Preventive Conservation)部門で上級保存科学者(Senior Conservation Scientist)として勤務するJean Tétreault氏です。

ガイドラインの“Abstract”によれば、汚染物質の一般的な発生源と影響を受ける所蔵品の特定、汚染物質を減らしリスク評価時の不確実性を最小化するための行動の提案、モニタリングのためのデータ収集等のテーマを扱っています。

@cci.conservation(facebook, 2021/6/9)
https://www.facebook.com/cci.conservation/posts/5964041603636170

Control of Pollutants in Museums and Archives – Technical Bulletin 37(Government of Canada)
https://www.canada.ca/en/conservation-institute/services/conservation-preservation-publications/technical-bulletins/pollutants-museums-archives.html

参考:
カナダ保存研究所、文化財のカビ予防・除去に関するガイドラインの改訂版を公開
Posted 2020年3月23日
https://current.ndl.go.jp/node/40569

E2001 – 第28回保存フォーラム「図書館資料を守るIPMの実践」<報告>
カレントアウェアネス-E No.342 2018.02.22
https://current.ndl.go.jp/e2001