第18回中国国民読書調査の結果が公表される

中国・新華網による2021年4月25日付けの記事で、4月23日に発表された第18回中国国民読書調査の調査結果が紹介されています。

中国国民読書調査は、中国新聞出版研究院により1999年から実施されています。今回の調査方式はオンライン調査と電話調査の併用であり、167の都市を対象としたサンプル調査を実施しました。

調査結果は2020年における読書状況を報告するものとなっています。調査結果の一例は次のとおりです。

・(紙媒体の)図書・定期刊行物及び電子出版物を含む各種メディアの総合読書率(綜合閲読率)は、成年では81.3%であった。一人あたりの図書(紙媒体)の読書量は4.70冊、図書(電子媒体)では3.29冊であり、いずれも2019年の数値より上昇した。
・メディア別の一日当たりの利用時間という観点では、成年では携帯電話・スマートフォンの利用時間が最も長く、100.75分に達した。また、成年のインターネット利用時間は67.82分であり、2019年の数値より1.77分増加した。

第18次全国国民阅读调查显示:成年国民综合阅读率达81.3%(新華網, 2021/4/25)
http://www.xinhuanet.com/book/2021-04/25/c_139904409.htm

参考:
第10回中国国民読書調査の結果が公開
Posted 2013年5月2日
https://current.ndl.go.jp/node/23440

E2323 – 諸外国における読書習慣調査と読書推進活動
カレントアウェアネス-E No.402 2020.11.12
https://current.ndl.go.jp/e2323

CA1704 – 中国の読書推進運動―知識基盤の向上をめざして― / 篠田麻美
カレントアウェアネス No.303 2010年3月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1704