京都大学桂図書館、光による検知と測距の技術を用いた社会実験を開始:「密」検知システムの検証・構築を目指す

2021年5月10日、京都大学桂図書館が、LIDAR(光による検知と測距)を用いた安全安心なライブラリーの社会実験を、4月1日から開始したことを発表しました。

同社会実験は、新型コロナウイルス感染症拡大下において課題となっている「密」を検知するシステムの検証・構築を目的としています。発表によると、当該システムソフトウェアの開発は、新熊亮一氏(現・芝浦工業大学教授、元・同大学情報学研究科准教授)らの研究グループにより行われました。

研究支援機能を持つ同館は、図書館そのものを実証研究の場として役立てる取組を進めており、今回の社会実験の他、2件の実証実験の実施を予定していると述べています。

桂図書館でLIDARを用いた安全安心なライブラリーの社会実験を開始しました(京都大学, 2021/5/10)
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news/2021-05-10

参考:
京都大学桂図書館、開館予定日(2020年4月7日)を発表
Posted 2020年2月5日
https://current.ndl.go.jp/node/40170

京都大学桂キャンパスで建設中の新図書館の正式名称が「桂図書館(かつらとしょかん)」に決定
Posted 2019年4月9日
https://current.ndl.go.jp/node/37978

京都大学、桂キャンパスに新図書館の建設が決定
Posted 2017年12月1日
https://current.ndl.go.jp/node/35092