渋沢栄一記念財団情報資源センター、「渋沢栄一ダイアリー」の公開を発表

2021年4月23日、公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターが、「渋沢栄一ダイアリー」を公開したと発表しています。令和2(2020)年度国立歴史民俗博物館総合資料学奨励研究「TEIを用いた『渋沢栄一伝記資料』テキストデータの再構築と活用」で実施された、『渋沢栄一伝記資料』別巻第1、第2のテキストをTEI (Text Encoding Initiative) のガイドラインに沿って構造化する共同研究の成果として公開されたものです。

「渋沢栄一ダイアリー」では、『渋沢栄一伝記資料』別巻の第1、第2に収録されている渋沢栄一の「日記」「集会日時通知表」(予定表)の閲覧や検索、カレンダー表示に加え、他情報源とのリンクを用いた原本の概要紹介、登場人物のネットワーク表示、地名の地図上でのマッピングなども研究の一環として試みられています。

今後改善をおこなって、サイトの内容およびデータを変更する場合があるとしています。

また、研究成果であるTEI/XML形式の全文テキストをはじめ、同サイトの構築に用いられたソースは、同財団がデジタル・リソースの公開や、外部の研究者と連携して実験的なサービスの研究・開発を行うためにGitHubに開設した「渋沢栄一記念財団デジタル・ラボ」において「CC BY 4.0」で公開されています。

「渋沢栄一ダイアリー」が公開されました(情報資源センター・ブログ,2021/4/23)
https://tobira.hatenadiary.jp/entry/20210423/1619161341

このサイトについて(渋沢栄一ダイアリー)
https://shibusawa-dlab.github.io/app1/about

渋沢栄一ダイアリー
https://shibusawa-dlab.github.io/app1/

渋沢栄一記念財団デジタル・ラボ(GitHub)
https://github.com/shibusawa-dlab

参考:
Text Encoding Initiative(TEI)コンソーシアム、ガイドライン(P5)version 4.2.0のリリースを発表:ルビを符号化するためのエレメントを導入
Posted 2021年3月5日
https://current.ndl.go.jp/node/43466

アーカイブ資料を用いて過去の人物の「ソーシャルネットワーク」を構築する取り組み“Social Networks and Archival Context”(SNAC)のフェーズⅡが開始(米国)
Posted 2017年12月11日
https://current.ndl.go.jp/node/35134

※タイトルを修正しました(2021/4/23)。