韓国放送公社(KBS)、同国の公共図書館・学校図書館の蔵書数・予算・利用状況等の情報を表示するインタラクティブマップを公開

2021年4月20日、韓国放送公社(KBS)は、4月23日に「世界 本の日」を迎えるにあたり、同国の公共図書館・学校図書館に関する情報を網羅したインタラクティブマップを公開したと発表しています。

公共図書館については「国家図書館統計システム」に登録された1,134館(2019年12月31日基準)の情報を集約したもので、同マップにアクセスし、位置情報の取得に同意すると、半径750メートル以内(徒歩15分程度)に所在する公共図書館が表示されるほか、地域別検索では250の市郡区単位での検索が可能であり、その他、図書館名でも検索できます。各館をクリックすると、当該館の設立主体(教育庁・地方公共団体・民間)、蔵書数、座席数、年間利用者数、資料購入費、障害者・高齢者サービスの予算等が表示されるほか、項目別の全国順位も示されます。

学校図書館については「教育基本統計調査」の対象となっている小・中・高等学校1万1,957校(2020年4月1日基準)の情報が集約されており、小・中・高校別に見ることが可能なほか、市郡区単位や学校名でも検索できます。学校図書館においては非図書資料も含めた蔵書数や座席数に加え、司書教諭の配置数も表示されます。また、蔵書数や資料購入費・年間貸出数は、児童・生徒1人あたりの数値も示され、各項目ごとに当該学校が全国の学校の中でどのぐらいの位置にあるのかが地図上に表示されます。

우리 아이 학교 도서관, 몇 권이나 있을까?…도서관 정보는 여기 다!(私たちの子どもの学校図書館は、何冊くらいの本を所蔵しているのだろうか?…図書館情報はこちらです!)(KBS,2021/4/20)
https://mn.kbs.co.kr/news/view.do?ncd=5166458

우리 동네학교 도서관(私たちの街の学校図書館)
https://news.kbs.co.kr/dj/2021-04-lib/pc.html
※インタラクティブマップです。公共図書館も対象です。

参考:
韓国国立中央図書館(NLK)、ポータルサイトNAVERを通じた、公共図書館に関する詳細情報の提供を開始:館別貸出ランキング・新着図書リスト、時間別・曜日別貸出数グラフなどを表示
Posted 2018年8月30日
https://current.ndl.go.jp/node/36575