名古屋大学、『人事興信録』の初版(1903年版)のデータベースを公開

2021年4月20日、名古屋大学大学院法学研究科教授の増田知子氏、同研究科特任講師の佐野智也氏らの研究グループが、人物情報を収録する『人事興信録』の初版(1903年版)の全文を検索できるデータベースを公開しました。

2018年8月に公開された第4版、2019年6月に公開された第8版に続く、3回目のデータベース公開です。プレスリリースによると、日本語の旧字体の活版印刷文字を正確にテキスト化し、情報処理技術を用いた文章の解析・用語の抽出により詳細な検索が可能となっています。また、『人事興信録』と同時代の米国の“WHO’s WHO”との編纂方針の比較結果等に言及されています。

また、海外からの利用ニーズに応えること、日本と欧米の近代社会の比較研究のための歴史情報基盤構築を目的として、英語版インターフェイスが追加されています。

News(日本研究のための歴史情報)
https://jahis.law.nagoya-u.ac.jp/
※2021年4月20日付で、「明治36年版『人事興信録』データベースの公開にあたり、名古屋大学からプレスリリースを行いました。」とあります。

研究教育成果情報(名古屋大学)
https://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/researchinfo/index.html
※プレスリリースの「2021/04/20」欄に、「明治時代の人物情報誌『人事興信録』のデータベース化と英語版インターフェイスの追加」とあります。

明治時代の人物情報誌『人事興信録』のデータベース化と英語版インターフェイスの追加[PDF:6ページ]
https://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/researchinfo/upload_images/20210420_law2.pdf

参考:
名古屋大学、第8版(1928年版)『人事興信録』データベースを公開
Posted 2019年6月7日
https://current.ndl.go.jp/node/38304

名古屋大学、『人事興信録』データベースを公開
Posted 2018年8月7日
https://current.ndl.go.jp/node/36453