台湾国家図書館、かつて台北市内に存在した大型商業施設「中華商場」の写真を募集:小説『歩道橋の魔術師』の舞台

2021年3月23日、台湾国家図書館は、かつて台北市内に存在した大型商業施設「中華商場」や、その付近の商業地区・西門町を撮影した古い写真を募集することを発表しました。

中華商場は1961年の落成以後、1960年代から70年代を中心に多くの人で賑わいましたが、台北地下鉄の「西門駅」建設工事に伴い1992年に取り壊されました。同館の発表では、台湾の作家・呉明益氏による中華商場を舞台とした小説『歩道橋の魔術師』がドラマ化され、ドラマを通じ、台湾の人々の中で中華商場の歴史への関心が高まっていることを紹介しています。

重現天橋下的記憶—國家圖書館徵集中華商場及西門町老照片(台湾国家図書館, 2021/3/23)
https://www.ncl.edu.tw/information_237_12073.html

参考:
台湾国家図書館、台湾関連資料のオンライン展示を行うウェブサイト「台湾記憶展覧」を公開
Posted 2018年12月21日
https://current.ndl.go.jp/node/37278

台湾・文化部、デジタルアーカイブ「国家文化記憶庫」を正式公開
Posted 2020年10月22日
https://current.ndl.go.jp/node/42326