米・Patron Point社、同社の図書館向けマーケティング・オートメーション・プラットフォームを英国・アイルランドの公共図書館へ提供開始

2021年3月11日、デジタルマーケティングのためのソフトウェア事業を手掛ける米国のPatron Point社は、同社の図書館向けマーケティング・オートメーション・プラットフォームを英国・アイルランドの公共図書館に対して提供することを発表しました。

Patron Point社は、統合図書館システム(ILS)をはじめ、外部企業による図書館データを使用したシステムに接続可能なマーケティング・オートメーション・プラットフォームを提供しています。図書館は同プラットフォーム及び取得されたデータを、特定の利用者層に限定した電子メールの送信、図書館のコレクションを活用した読書奨励のニュースレターの配信など、様々な用途に活用することができます。同社はこのプラットフォーム製品を米国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドにおいて、あらゆる規模の数百館以上の公共図書館やコンソーシアムに提供し、図書館によるデジタルマーケティング戦略やコミュニティ向けの取組みを支援しています。

Patron Point now available for public libraries in the UK and Ireland(Patron Point,2021/3/11)
https://www.patronpoint.com/uk-ireland/
https://engage.patronpoint.com/asset/107:uk-ireland
※2つ目のリンクはプレスリリースの全文です。[PDF:32KB]

Patron Point
https://www.patronpoint.com/

参考:
E2302 – 2019年から2020年の図書館システムの市場動向は?
カレントアウェアネス-E No.398 2020.09.17
https://current.ndl.go.jp/e2302

E1911 – 北米の公共図書館におけるサービスやプログラムの効果を測る
カレントアウェアネス-E No.324 2017.04.27
https://current.ndl.go.jp/e1911

CA1728 – 研究文献レビュー:図書館の「広報」は進化しているか?―説明責任と自己アピールの時代に求められる理論と実践― / 仁上幸治
カレントアウェアネス No.305 2010年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1728