米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた学術図書館の「再生」を支援する新たなコンサルティングサービスを開始
2021年3月3日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた学術図書館の「再生」を支援するコンサルティングサービス“Regenerating the Academic Library”の開始を発表しました。
ACRLは以前から図書館向けのコンサルティングサービスを有料で行っており、「組織開発と有効性の促進」「図書館の外部レビュー」「ステークホルダーからの意見聴取」など複数のテーマ別にサービスを提供していました。
今回新たなテーマとして加わった“Regenerating the Academic Library”は、危機からの脱却、劇的に変化した状況での舵取り、将来に向けた再構築など「再生」のプロセスを通じて学術図書館を支援するものとあります。4部構成のサービスにおけるサンプル費用も提示されており、2万5,000ドルとなっています。
ACRL Consulting Services Launches “Regenerating the Academic Library”(ACRL, 2021/3/3)
https://acrl.ala.org/acrlinsider/archives/21093
関連:
ACRL Consulting Services - Project Overviews(ACRL)
http://www.ala.org/acrl/protools/consulting/projects
参考:
米・ITHAKA S+R、大学図書館の指導者層を対象とした新型コロナウイルス感染症影響下の戦略・予算編成に関する調査報告書を公開
Posted 2020年12月14日
https://current.ndl.go.jp/node/42752
E2285 - 米国における大学図書館の図書館長等の意識調査2019年版
カレントアウェアネス-E No.395 2020.07.30
https://current.ndl.go.jp/e2285
E2357 - ウィズ・コロナ時代の北米の大学図書館サービス<報告>
カレントアウェアネス-E No.408 2021.02.18
https://current.ndl.go.jp/e2357
- 参照(282)
- 印刷用ページ
類似の記事
- 米・ITHAKA S+R、大学図書館の指導者層を対象に2020年秋に実施した多様性・公平性・包括性、及び反人種主義に関する調査の報告書を公開
- 米・ITHAKA S+R、大学図書館の指導者層を対象とした新型コロナウイルス感染症影響下の戦略・予算編成に関する調査報告書を公開
- 米・Ithaka S+R、イシューブリーフ“Doing More, With More: Academic Libraries, Digital Services, and Revenue Generation”を公開
- 米国大学・研究図書館協会(ACRL)の出版部門、大学図書館のマーケティング活動に関して調査したホワイトペーパーを公開
- ACRL、大学図書館等における研究データ関連サービスの現状および今後についてまとめた調査報告書を公表