Springer Nature社、論文のバージョンに対する研究者の意識・選好に関する調査報告書を公開

2021年2月18日、Springer Nature社が、論文のバージョンに対する研究者の意識・選好に関する調査報告書“Exploring researcher preference for the Version of Record”を公開したことを発表しました。

研究者向けのSNSであるResearchGateにおけるSpringer Nature社の利用状況の調査と、ResearchGateの利用者約1,400人を対象としたオンラインアンケート調査が行われ、報告書では、以下をはじめとした結果がまとめられています。

・多数の研究者が、通読や引用等において、プレプリントや著者最終稿(accepted manuscripts)よりも出版社版(version of record)の方が好ましいと回答した。

・出版社版の方が読みやすく、信頼性があると考えられている。

・約90%の研究者は、出版社版にアクセスができない場合、プレプリントや著者最終稿ではなく、出版社版にアクセスするため、著者への問い合わせ等の直接的な行動を取ると回答した。

All Press Releases(Springer Nature)
https://group.springernature.com/gp/group/media/press-releases
※2021年2月18日付で、“New research provides insights into which versions of articles researchers prefer”という記事が掲載されています。

New research provides insights into which versions of articles researchers prefer(Springer Nature)
https://group.springernature.com/gp/group/media/press-releases/new-research-on-version-of-articles-researchers-prefer/18866902

新たな調査により、研究者が選好する論文のバージョンに関する知見を得る(nature asia, 2021/2/19)
https://www.natureasia.com/ja-jp/info/press-releases/detail/8832
※日本語の参考翻訳です。

Exploring researcher preference for the version of record [PDF:662.91KB](figshare)
https://doi.org/10.6084/m9.figshare.13834532.v1

参考:
Springer Nature社とResearchGate、記事のResearchGate上での公開に係る試行プログラムを長期的なものへと拡大:試行プログラムを評価したホワイトペーパーも公表
Posted 2020年9月11日
https://current.ndl.go.jp/node/41982

CA1848 - ResearchGate-リポジトリ機能を備えた研究者向けSNS- / 坂東慶太
カレントアウェアネス No.324 2015年6月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1848