DryadとZenodo、ソフトウェアと研究データの公開に関するシステム連携を発表

2021年2月8日、データリポジトリのDryadとZenodoがシステム連携を発表しました。

DryadとZenodoでは、利用が容易であると同時に、研究者が科学的成果を再利用し構築するための有益な方法で、ソフトウェアの公開とデータキュレーションがシームレスに接続するための方法を検討してきており、今回、それを支援するための最初の機能を公開したものです。

Dryadでデータを公開する研究者は、新しく設置された“Upload Software”タブからコード・スクリプト・ソフトウェアをアップロードできるようになっており、アップロードしたデータは直接Zenodoに送られます。研究者は、DryadのCC0ライセンス以外にも、ソフトウェアに適したライセンスを選択することができます。

また、Dryadには、査読期間中はデータセットを非公開にする機能があり、雑誌編集部や共著者が論文がアクセプトされる前にアクセスするためのURLも用意されていますが、Zenodoで公開されるソフトウェアにおいても、この特定の人のみアクセスできるURLが用意され、公開の準備が整うまで公開されないようになっています。

データセットが公開された後は、DryadとZenodoのランディングページで表示され、DateCiteメタデータでインデキシングされます。バージョン管理や更新はDryadのインターフェイスからいつでも可能です。

Doing it Right: A Better Approach for Software & Data(Dryad,2021/2/8)
https://blog.datadryad.org/2021/02/08/doing-it-right-a-better-approach-for-software-amp-data/

Doing it Right: A Better Approach for Software & Data(Zenodo,2021/2/8)
https://blog.zenodo.org/2021/02/08/2021-02-08-doing-it-right/

参考:
データリポジトリDryadとZenodoがパートナーシップ締結を発表
Posted 2019年7月19日
https://current.ndl.go.jp/node/38628