米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、学術図書館員による学術・研究上の成果を測定・評価するためのフレームワーク“ACRL Framework for Impactful Scholarship and Metrics”を公開

2020年12月11日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)は、ACRLの理事会が2020年11月の会議において“ACRL Framework for Impactful Scholarship and Metrics”を承認したことを発表しています。

“ACRL Framework for Impactful Scholarship and Metrics”は、学術図書館員による学術・研究上の成果を測定・評価するためのフレームワークであり、本文はACRLのウェブサイト上で公開されています。「学術的インパクト」(Scholarly Impact)、「実務へのインパクト」(Practitioner Impact)という2つの観点から、様々な種類の成果に対して測定・評価の指標となりうるポイントを示しています。

発表によれば、現在における学術評価の慣行と、学術図書館の中で影響力を有する学術的活動との間にみられるギャップへの対処を意図して作成されました。

New ACRL Framework for Impactful Scholarship and Metrics(ACRL Insider, 2020/12/11)
https://acrl.ala.org/acrlinsider/archives/20701

ACRL Framework for Impactful Scholarship and Metrics [PDF:9ページ]
http://www.ala.org/acrl/sites/ala.org.acrl/files/content/standards/impactful_scholarship.pdf

参考:
米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、“Impactful Scholarship and Metrics Framework”の草案を公開
Posted 2019年3月25日
https://current.ndl.go.jp/node/37852