国際図書館連盟(IFLA)、デジタルスキル向上に関する各国の政策に見られる図書館の役割について調査したホワイトペーパーを公開

国際図書館連盟(IFLA)情報への自由なアクセスと表現の自由に関する委員会(FAIFE)のページに、2020年12月9日付けでホワイトペーパー“Libraries in Digital Skills Policies”が公開されています。

同ホワイトペーパーは、デジタルスキル向上に関する各国の政策に見られる図書館の役割についての調査に基づいて作成されました。政策レベルでの図書館への言及について、図書館が支援を行う分野やその方法、図書館の取組に対する政策的支援といった切り口から整理を行っています。また、言及した各国政策の一覧も付録として収録されています。

先進国・発展途上国を問わず、図書館がデジタルスキルに関するインフラの一部と見なされ、幅広い研修の支援・提供を実施していることを強調する内容となっており、各国の図書館や図書館協会が自らのアドヴォカシー活動において利用できるようデザインされたものとあります。

Libraries in Digital Skills Strategies(IFLA FAIFE, 2020/12/9)
https://www.ifla.org/publications/node/93525

Libraries in Digital Skills Policies [PDF:10ページ]
https://www.ifla.org/files/assets/hq/topics/info-society/documents/libraries_in_digital_skills_policies.pdf

参考:
E1874 – デジタル包摂社会と公共図書館の課題(米国)<文献紹介>
カレントアウェアネス-E No.317 2016.12.22
https://current.ndl.go.jp/e1874

国際図書館連盟(IFLA)、デジタルデバイド解消に関する文書に署名
Posted 2020年10月20日
https://current.ndl.go.jp/node/42303

米国図書館協会(ALA)、図書館におけるメディアリテラシー教育のためのガイドを公開
Posted 2020年12月14日
https://current.ndl.go.jp/node/42759

北米の都市図書館協議会(ULC)、新型コロナウイルス感染拡大下でのデジタルデバイドの問題に対処するための行動戦略を提供するブリーフィング“Digital Equity in the Age of COVID-19”を公表
Posted 2020年9月15日
https://current.ndl.go.jp/node/41999