英国国立公文書館(TNA)、“COVID-19 Archives Fund”の立ち上げを発表
2020年12月4日、英国国立公文書館(TNA)は、“COVID-19 Archives Fund”の立ち上げを発表しました。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックの中で、コレクション管理上の問題に直面している英国内のアーカイブを対象としたプログラムであり、リスクのある状況に置かれた物理的資料及びボーンデジタル資料を保護するための、緊急の作業を支援するものと位置付けられています。
同プログラムは英国財務省(HM Treasury)から50万ポンドの割り当てを受けており、英国内の申請者は最大5万ポンドの助成申請が可能となっています。申請期限は2021年1月15日であり、その後審査を経て、2021年3月31日までに助成金の配分が行われます。
COVID-19 Archives Fund launched(TNA, 2020/12/4)
https://livelb.nationalarchives.gov.uk/about/news/covid-19-archives-fund-launched/
Covid-19 Archives Fund(TNA)
https://www.nationalarchives.gov.uk/archives-sector/finding-funding/covid-19-archives-fund/
参考:
米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)、2020年の年次会計報告書を公開:新型コロナウイルス感染症対策を目的とした合計約4,500万ドルの国内機関支援等の事業を報告
Posted 2020年11月18日
https://current.ndl.go.jp/node/42557
- 参照(604)
- 印刷用ページ
類似の記事
- 英国国立公文書館、文書館等の職員を対象とした情報提供サイト“Archives Sector”を開設
- 米国議会図書館(LC)の議会調査局(CRS)、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)による州への助成金プログラムの概要を報告したCRSレポートを公開
- 英国国立公文書館(TNA)、2019年に策定した戦略“Archives for Everyone”の目標達成のための取組“Becoming the inclusive archive”を公表
- 米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)、アフリカ系米国人の歴史・文化の発展を目的とした博物館助成プログラムについて15年間の取り組みを総括した報告書を公開
- 英国公文書館と公共セクター情報局、2006年10月に合併