米・ワシントンD.C.公共図書館、特別区内全域の図書館建築に関する2030年までの基本計画として“Next Libris: Library Facilities Master Plan”を発表

2020年11月20日、米国のワシントンD.C.公共図書館は、今後10年間の地域のニーズに応え得る、特別区内全域の図書館建築の基本計画として“Next Libris: Library Facilities Master Plan”を発表しました。

同館は発表した基本計画を、地区の図書館を維持するだけでなく、新たな利用に対応し、成長するための戦略的機会を追求し続け、より多くの住民に地区の生活の原動力を提供できるように、同館の関与を明確に示したものとして位置付けています。中央館であるマーティン・ルーサー・キング・ジュニア記念図書館をはじめ、地区内の26館中24館が2024年までに新築・改築予定であることを表明しています。

基本計画では、優れた施設管理、責任ある設計と建築、公平で活発な成長の3つの目標の下で、2021年から2030年における地区内の図書館の新築・改築や来館サービスの改善に向けた同館の見通しが示されています。

@dcpl(Twitter,2020/11/20)
https://twitter.com/dcpl/status/1329492182915555329

Next Libris: Library Facilities Master Plan(DC Public Library)
https://www.dclibrary.org/dclibraryfuture

参考:
ワシントンD.C.公共図書館、中央館“マーティン・ルーザー・キング Jr. メモリアル図書館”の改装にむけて提案書提出要綱を公表
Posted 2013年8月23日
https://current.ndl.go.jp/node/24223

米・ワシントンD.C.公共図書館、5か年の戦略計画“Know Your Neighborhood”を発表:26分館が各コミュニティにあわせたサービスを実施
Posted 2017年6月6日
https://current.ndl.go.jp/node/34108