デジタル化された太平洋地域の文化遺産を集約するオンラインポータル“digitalpasifik.org”のベータ版が公開される

2020年11月18日、ニュージーランド国立図書館(NLNZ)は、デジタル化された太平洋地域の文化遺産を集約するオンラインポータル“digitalpasifik.org”の公開を発表しました。11月25日現在ではベータ版となっており、オーストラリア国立図書館の情報探索システム“Trove”など5つのコンテンツ・パートナーから提供を受けた49,464点の情報を収録しています。

“digitalpasifik.org”は、“Pacific Virtual Museum”パイロットプロジェクトにより構築されました。同プロジェクトは、世界の博物館・美術館・図書館・文書館・大学・その他機関が所蔵する太平洋の文化遺産への単一アクセスポイントとなるオンラインポータルの構築を目指しており、オーストラリア政府による支援の下、ニュージーランド国立図書館とオーストラリア国立図書館が協力して実施しています。

同プロジェクトは2022年2月まで実施され、今後もポータルの機能拡張、コンテンツ・パートナーの追加等が行われる予定となっています。また、2022年3月以降も同プロジェクトの目標に持続的に取組み、支援するための方法の検討も行われます。

New website connects Pacific people to cultural heritage collections(NLNZ, 2020/11/18)
https://natlib.govt.nz/about-us/media/new-website-connects-to-pacific-cultural-heritage-collections-from-across

About Us(digitalpasifik.org)
https://digitalpasifik.org/about-us

digitalpasifik.org
https://digitalpasifik.org/

関連:
Pacific Virtual Museum(NLNZ)
https://natlib.govt.nz/about-us/collaborative-projects/pacific-virtual-museum
※“Pacific Virtual Museum”パイロットプロジェクトの紹介です。

参考:
東南アジア諸国連合(ASEAN)地域全体の文化遺産を集約するデジタルアーカイブ“ASEAN Cultural Heritage Digital Archive(ACHDA)”が公開
Posted 2020年2月28日
https://current.ndl.go.jp/node/40360