デジタル化資料のグローバル・データセット作成に関する共同研究プロジェクトGlobal Digitised Dataset Network、最終報告書を公開

2020年10月5日、デジタル化資料のグローバル・データセット作成に関する共同研究プロジェクトGlobal Digitised Dataset Network(GDDNetwork)は、プロジェクトの最終報告書“Towards a Global Dataset of Digitised Texts : Final Report of the Global Digitised Dataset Network”の公開を発表しました。

GDDNetworkは、英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)による助成の下、2019年2月から2020年1月にかけて実施されたプロジェクトです。英・グラスゴー大学と米・HathiTrustが主導し、英国図書館・スコットランド国立図書館・ウェールズ国立図書館・英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が中核パートナーとして参加しました。

最終報告書では、本プロジェクトの概要、グローバル・データセット作成が実現した場合のユースケースに関する調査結果、中核パートナーが提供するデジタル化資料の書誌データを用いたデータセット作成作業の内容等が記載されています。

このデータセット作成作業により、1,750万レコードを含むCSV形式のデータセットが作成されました。本プロジェクトの成果として、スコットランド国立図書館のウェブサイト“Data Foundry”においてCC-BY 4.0の利用条件のもと公開されています。

The GDDNetwork Final Report (and, well, a global pandemic)(GDDNetwork, 2020/10/5)
https://gddnetwork.arts.gla.ac.uk/index.php/2020/10/05/the-gddnetwork-final-report-and-well-a-global-pandemic/
※本文中に最終報告書へのリンクが掲載されています。

関連:
Aggregated dataset of digitised texts from the GDD project(Data Foundry)
https://data.nls.uk/data/metadata-collections/gdd-project/
※本プロジェクトで作成されたデータセットの提供ページです。

参考:
スコットランド国立図書館(NLS)、機械可読なデータで同館コレクションを提供するウェブサイト“Data Foundry”を公開
Posted 2019年9月6日
https://current.ndl.go.jp/node/38963