スイス・ジュネーブ大学図書館、スイスの大学および図書館のコンソーシアム“Swiss Library Service Platform”が運営する検索・サービスポータル“swisscovery”への切り替えを発表

2020年9月29日、スイスのジュネーブ大学図書館が、西部スイス図書館ネットワーク“RERO”から、スイスの大学および図書館のコンソーシアム“Swiss Library Service Platform (SLSP) ”が運営する検索・サービスポータル“swisscovery”への切り替えを行うことを発表していました。切り替えは、2020年12月7日に行われる予定です。

SLSPは、15のスイスの大学および図書館により設立され、スイス国内の研究図書館475館が参加しています。

“swisscovery”は、ExLibrisのディスカバリサービス“Primo”を用いたディスカバリネットワークです。発表によると、同館の利用者は、3,000万以上の資料や30億以上のオンライン論文記事等が利用可能となります。また、SLSPのネットワークに参加する研究図書館のサービスが統合的に提供され、紙媒体の資料やオンライン資料の検索・利用が容易になるということも述べられています。

Transition vers le réseau SLSP et son catalogue swisscovery le 7 décembre(UNIVERSITÉ DE GENÈVE, 2020/9/29)
https://www.unige.ch/biblio/fr/actus/la-bibliotheque-rejoint-le-reseau-slsp-et-sa-nouvelle-plateforme-swisscovery/

Transition to SLSP network and its swisscovery catalog on December 7(UNIVERSITÉ DE GENÈVE, 2020/10/1)
https://www.unige.ch/biblio/en/news/transition-to-the-slsp-network-and-its-swisscovery-catalog-on-december-7/
※英語版のニュース記事です。

関連:
Swisscovery(SLSP, 2020/6/29)
https://slsp.ch/fr/news/swisscovery
※“swisscovery”について、“Primo network discovery”と記載されています。

参考:
CA1969 – 早稲田大学・慶應義塾大学コンソーシアムによる図書館システム共同運用に向けた取り組みについて / 本間知佐子, 入江 伸
カレントアウェアネス No.343 2020年3月20日
https://doi.org/10.11501/11471487