デジタル保存に関する研修のニーズ:英・電子情報保存連合(DPC)内での調査結果(記事紹介)

英・電子情報保存連合(DPC)による2020年10月8日付けのブログ記事で、DPCがメンバー向けに実施したデジタル保存に関する研修ニーズのアンケート調査について、結果の一部が紹介されています。なお、調査結果をまとめたレポートはメンバー限定の公開となっています。

記事によれば、今回の調査は年2回の頻度で実施されるメンバー向けの研修ニーズ調査の一環であり、2020年の晩春にアンケート送付が行われました。実施目的として、メンバーの増加・多様化を受けての研修ニーズに関する情報収集、研修拡大に当たっての優先順位の把握を挙げています。

回答数は108件であり、英国以外の国(10カ国)からの回答が46%と前回調査時(20%)から大幅増となったこと、52%が実務者(Practitioner)、42%が管理者(Manager)と回答したこと、デジタル保存に関する知識レベルについて63%が「中級」又は「上級」と回答したこと等が紹介されています。また、メンバーが研修に期待する主なメリット、興味がある研修テーマも調査対象となっており、回答結果の上位が示されています。

I Can See Clearly Now…. The DPC Member Training Needs Survey(DPC, 2020/10/8)
https://www.dpconline.org/blog/trainingsurvey-2020

参考:
E2230 – 持続可能なデジタルキュレーションおよびデジタル保存の研修
カレントアウェアネス-E No.385 2020.02.13
https://current.ndl.go.jp/e2230

英・電子情報保存連合(DPC)、2020/2021年度の新しい活動計画を示した“DPC Prospectus 2020-2021”を公開
Posted 2020年8月6日
https://current.ndl.go.jp/node/41686