米国図書館協会(ALA)、暴風雨の被害を受けたマリオン公共図書館が仮設図書館でサービスを実施するための資金を提供:ノートパソコン・タブレット・プリンター・Wi-Fiを購入
2020年10月5日、米国図書館協会(ALA)は、8月10日に発生した暴風雨デレチョの被害を受けた、イリノイ州・マリオン公共図書館に対し、Library Disaster Relief Fundを通じ1万ドルの資金を提供したと発表しています。
同館が設置した仮設図書館において、地域住民に対してサービスを行なえるよう、ノートパソコン、タブレット、プリンター、Wi-Fiのホットスポットを購入するために用いられます。
資金の提供は、十分なサービスを享受できていない住民の支援、暴風雨により大きな被害を受けた地域へのWi-Fiを用いたインターネットへのアクセス提供、リソースが限られた児童生徒のオンライン学習の支援、復興期間中における継続的な質の高い図書館サービスの提供、を目的としており、同館の館長による、これらサービスの必要性は当面のものだが、同地域の長期的なニーズに答えるためにも役立つと発言が紹介されています。
ALA Provides $10,000 in disaster relief funds to Marion Public Library(ALA,2020/10/5)
http://www.ala.org/news/press-releases/2020/10/ala-provides-10000-disaster-relief-funds-marion-public-library
参考:
Library Disaster Relief Fund
Posted 2005年4月5日
https://current.ndl.go.jp/node/2460
日本図書館協会(JLA)図書館災害対策委員会、「災害等により被災した図書館等への助成(2020年度)」を希望する図書館の募集を開始
Posted 2020年8月7日
https://current.ndl.go.jp/node/41691
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