ドイツ国立図書館(DNB)、東西ドイツの統一及び国立図書館の統合から30周年を記念した冊子を刊行

2020年10月1日付で、ドイツ国立図書館(DNB)が、東西ドイツの統一及び国立図書館の統合から30周年を記念した冊子として、“Umbruch, Aufbruch 1990 – 2020. 30 Jahre gemeinsam Zukunft leben”の刊行を発表しています。

1990年の東西ドイツの統一は、1912年に設立されたライプツィヒの「ドイツ図書館(Deutsche Bücherei)」と1946年に設立されたフランクフルト・アム・マインの「ドイツ図書館(Deutsche Bibliothek)」の統合に繋がり、国立図書館にとっても一大画期となりました。DNBは統一30周年の2020年10月1日に、同館の30年の歴史を振り返りながら将来の文化的記憶・文化やメディアの将来の姿を展望する同冊子を刊行しています。

同冊子では、DNBのコレクションから抜粋された30枚の写真や、文化メディア担当国務大臣、ゲーテ・インスティトゥート(Goethe-Institut)の総裁、ドイツ連邦議会の議長、ドイツ出版・書店協会(Börsenvereins des Deutschen Buchhandels)長、ドイツ国立図書館長らの寄稿とともに、統一から30年間のDNBの歴史や将来への展望等が示されています。

DNBのウェブサイト上に冊子の全文がPDF形式で掲載されています。

Umbruch, Aufbruch 1990 – 2020. 30 Jahre gemeinsam Zukunft leben(DNB,2020/10/1)
https://www.dnb.de/DE/Home/Newsblog/newsblog_artikel.html?nn=56936#doc440292bodyText1

Umbruch, Aufbruch 1990 – 2020. 30 Jahre gemeinsam Zukunft leben [PDF:114ページ](DNB)
https://d-nb.info/1218546530/34

参考:
CA726 – 2つの「ドイツ図書館」の統合 / 戸田典子
カレントアウェアネス No.139 1991.03.20
https://current.ndl.go.jp/ca726