総務省情報通信政策研究所、「令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」を公表

2020年9月30日、総務省が、「令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」を公表しました。

インターネット、ソーシャルメディア等のインターネット上のメディア、テレビ、ラジオ等の情報通信メディアについて、利用時間の長さ・時間帯、利用率、信頼度等を継続的に把握し、新聞、雑誌等の情報通信メディア以外のメディアを含め、メディア間の関係や利用実態の変化等を明らかにすることを目的として、総務省情報通信政策研究所が、東京大学大学院情報学環の橋元良明教授等との共同研究により2012年から毎年実施している調査で、今回で8回目です。

主なメディア では、「テレビ(リアルタイム)視聴」 の平均利用時間が最も長く、平日は若干増加に転じ、休日は減少していること。次いで「インターネット利用」が多く、平日は一貫して増加していること。 「スマートフォン」の利用率は91.1%に増加し、「フィーチャーフォン」の利用率は初めて20%を下回ったこと、主なソーシャルメディア系サービス/アプリの利用率は「LINE」が最も高く86.9%、次いで「Twitter」が38.7%であること。情報源としての重要度は「テレビ」が最も高く88.1%、次いで「インターネット」が75.1%であり、メディアとしての信頼度は「新聞」が最も高く68.4%、次いで「テレビ」が65.3%であること、等が調査報告書の主なポイントとして紹介されています。

「令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表(総務省,2020/9/30)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_02000094.html
https://www.soumu.go.jp/main_content/000708016.pdf
※2つ目のURLが報告書本文です[PDF:107ページ]

参考:
総務省情報通信政策研究所、2016年の「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の報告書を公開
Posted 2017年7月7日
https://current.ndl.go.jp/node/34330

図書館調査研究リポートNo.10
子どもの情報行動に関する調査研究
https://current.ndl.go.jp/report/no10

図書館利用者の情報行動の傾向及び図書館に関する意識調査(平成26年度)
https://current.ndl.go.jp/FY2014_research

図書館利用者の情報行動の傾向及び図書館に関する意識調査(令和元年度)
https://current.ndl.go.jp/FY2019_research