トムソン・ロイター社、ビデオアーカイブに人工知能(AI)の技術を取り入れたことを発表

2020年8月13日、トムソン・ロイター社が、同社の提供するビデオアーカイブに人工知能(AI)の技術を導入したことを発表しました。

同アーカイブには、1896年以降の100万件近くの映像クリップが蓄積されています。

今回の導入は、デジタル時代におけるジャーナリズムの発展を支援するGoogleの助成金プログラムDigital News Innovation Fundを受けて行われました。発表によると、同社が提供するニュースに関するデジタルプラットフォーム“Reuters Connect”のユーザーは、英語、ドイツ語、フランス語、日本語をはじめとした11の言語の正確なトランスクリプションを利用できます。また、映像内に登場する著名人の特定が行われ、歴史的出来事等の画像へのアクセスが容易かつ迅速に行えるようになったことに触れられています。

Reuters applies AI technology to 100 years of archive video to enable faster discovery, supported by Google DNI(Thomson Reuters, 2020/8/13)
https://www.reuters.com/article/rpb-lavita-video-archive/reuters-applies-ai-technology-to-100-years-of-archive-video-to-enable-faster-discovery-supported-by-google-dni-idUSKCN2591VO

関連:
Digital News Innovation Fund
https://newsinitiative.withgoogle.com/dnifund/