韓国国立中央図書館(NLK)を含む首都圏所在の文化体育観光部所管の図書館・博物館・美術館、2020年7月22日から再開

2020年7月19日、韓国・文化体育観光部は、同日の中央災難安全対策本部によるソウル首都圏の公共施設の運営制限措置の緩和の決定を受け、7月22日から、首都圏に所在する同部所管の文化芸術施設の運営を再開すると発表しました。

対象は、国立中央博物館、国立民俗博物館、大韓民国歴史博物館、国立ハングル博物館、国立現代美術館(果川・ソウル・徳寿宮)、国立中央図書館(本館・子ども青少年図書館)の10館で、施設の消毒・事前の予約などの準備を経て開館します。国立国楽院・国立バレエ団・国立合唱団における公演も順次再開されます。

防疫当局との協議により、社会的距離を置く3段階のステップの第1段階に基づいて開館します。利用者を収容可能人員の最大30パーセントに制限し、利用者の間隔が2メートル(最小1メートル以上)の距離を保てる環境を準備する等の対策が行なわれます。また、首都圏の新型コロナウイルス感染症の感染者は減少しているものの、地方での感染は継続していることから、定期的な消毒、利用者の発熱確認の強化、予約制による利用者の制限、マスク未着用者の利用禁止といった対策を強化するとしています。

韓国国立中央図書館(NLK)では、本館およびデジタル図書館は各々オンラインでの利用前日の予約が必要で、古文献室(6席)は別途電話での予約が必要です。その他、国立障害者図書館(5席)は電話での事前予約、北韓資料センターはオンラインでの前日の予約が必要です。

利用にあたっては、マスクの着用が必要で、利用制限区域内への立ち入りや資料室内での席の移動は禁止されます。また、発熱や呼吸器症状があるときには職員に知らせるよう求めています。安全管理のために利用者登録時に入力した携帯電話番号といった個人情報の現行化も必要です。

수도권 소재 국립문화예술시설 운영 재개(首都圏所在国立文化芸術施設運勢再開)(文化体育観光部,2020/7/19)
https://www.mcst.go.kr/kor/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=18153

국립중앙도서관 재개관 공지(国立中央図書館再開館のお知らせ)(NLK,2020/7/20)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50601000000.do?schM=view&id=36920&schBcid=normal0202

参考:
韓国国立中央図書館(NLK)を含む首都圏所在の文化体育観光部所管の図書館・博物館・美術館が再度休館
Posted 2020年5月29日
https://current.ndl.go.jp/node/41067

韓国・文化体育観光部、所管する国立図書館・博物館・美術館のサービスを2020年5月6日から一部再開
Posted 2020年5月7日
https://current.ndl.go.jp/node/40888