「群馬歴史資料継承ネットワーク」が2020年7月12日に設立

2020年7月12日に「群馬歴史資料継承ネットワーク(ぐんま史料ネット)」が設立されることが地元紙に報じられています。

報道によると、大学の研究者、学芸員、地方公共団体の文化財担当者ら約50人で構成される予定で、群馬県立女子大に事務局がおかれます。また、群馬県立歴史博物館、群馬県立文書館、群馬県立女子大学のある玉村町歴史資料館等と連携しながら活動していくと報じられています。

NPO法人歴史資料継承機構の6月27日付のブログ記事によると、7月12日に、群馬市の昌賢学園まえばしホ-ルにおいて設立総会・記念報告会が開催されます。参加資格・定員は会員のみ50人で内容は以下の通りです。

・趣旨説明

・基調報告
「令和元年東日本台風と信州資料ネットの設立」 原田和彦氏(長野市立博物館学芸係長)

・事例報告
「太田市の被災史料」 小宮俊久 氏(太田市教育委員会文化財課主任専門員)

「史料救済担い手の育成について-県立吉井高等学校職業体験を通じて-」 軽部達也 氏(藤岡市教育委員会文化財保護課長)

「新鹿沢温泉・鹿澤館 閉館に関わる取り組み」   樋美沙樹氏(嬬恋郷土資料館主事)

・質疑・意見交換・コメント

災害から文化財守れ 「ぐんま史料ネット」設立へ (47News(上毛新聞),2020/6/27)
https://www.47news.jp/localnews/prefectures/gunma/4954980.html

【200628一部訂正】群馬歴史資料継承ネットワーク(ぐんま史料ネット) 設立総会・記念報告会のご案内(歴史資料継承機構,2020/6/27)
http://blog.rekishishiryo.com/?eid=1615504

ぐんま史料ネットの設立について(新潟歴史資料救済ネットワーク,2020/6/27)
http://nrescue.s1006.xrea.com/2020/06/27/%E3%81%90%E3%82%93%E3%81%BE%E5%8F%B2%E6%96%99%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E8%A8%AD%E7%AB%8B%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

参考:
東海地域の歴史文化資料を自然災害等から守る活動を行うボランティア団体「東海資料ネット」が2020年2月16日に設立
Posted 2020年2月7日
https://current.ndl.go.jp/node/40186

信州大学・松本大学・長野県立歴史館・長野市立博物館の有志により「信州資料ネット」が設立:Twitter・Facebookのアカウントも開設
Posted 2019年11月5日
https://current.ndl.go.jp/node/39418

「熊本史料ネット」(熊本被災史料レスキューネットワーク)が設立される
Posted 2016年4月25日
https://current.ndl.go.jp/node/31427

E1835 – 持続的な地域資料保全活動を行うために必要なことは(米国)
カレントアウェアネス-E No.310 2016.09.01
https://current.ndl.go.jp/e1835

CA1743 – 被災資料を救う:阪神・淡路大震災からの歴史資料ネットワークの活動 / 川内淳史
カレントアウェアネス No.308 2011年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1743