学術出版協会(SSP)、学術出版界において役割ごとに必要とされる専門職としてのスキル等をマッピングしたキャリア開発のためのツール“Professional Skills Map”を公開

2020年6月17日、学術出版界の部門間のコミュニケーション促進等を目的に活動する非営利団体・学術出版協会(Society for Scholarly Publishing:SSP)は、学術出版界において役割ごとに必要とされる専門職としてのスキル等をマッピングしたキャリア開発のためのツール“Professional Skills Map”を公開したことを発表しました。

“Professional Skills Map”は、どのようなキャリア段階にいるユーザーであっても、その役割を発見し、キャリアアップに必要な要素を直接比較可能になるツールとして、学術出版界では初めての試みとして開発されました。ツールは会員メンバー等235人に対して、SSPが電子メールやソーシャルメディア上で実施した、それぞれの役割に求められる専門的技能に関する調査に基づいて作成されています。調査は、所属組織の種類、現在の役割が扱う領域、肩書き、学術出版界での所属年数や、現在までのキャリアアップと将来のキャリア開発に関連する複数の個人的特性とスキルの回答を求めて、2019年後半に実施されました。

“Professional Skills Map”上では、「研究成果物・サービス関連組織(Research Products or Services Org)」、「出版社・大学出版局(Publishing Company or University Press)」、「学協会(Scholarly Society)」、「図書館(Library)」の4つのキャリアが設定され、マップ上でクリックするごとにそれぞれの役割にとって必要とされる個人的特性やスキルが展開されるようになっています。

SSPキャリア開発委員会は、調査を毎年繰り返すことにより、多様な職種からより多くの回答者を獲得し、学術出版界のトレンドに対応した最新のマップを維持することを目指す、としています。

Society for Scholarly Publishing Launches Professional Skills Map(SSP,2020/6/17)
https://www.sspnet.org/community/news/society-for-scholarly-publishing-launches-professional-skills-map/

Professional Skills Map(SSP)
https://www.sspnet.org/careers/getting-into-publishing/professional-skills-map/

参考:
E1267 – 研究者のニーズ変化に対応する図書館員に必要なスキルとは
カレントアウェアネス-E No.210 2012.02.23
https://current.ndl.go.jp/e1267