国立大学図書館協会、「シェアード・プリントWG報告書」を公表

2020年6月11日、国立大学図書館協会(JANUL)の学術資料整備委員会シェアード・プリントWGは、「シェアード・プリントWG報告書」の公表について発表しています。

2014年度から2018年度にかけて、JANUL東海北陸地区に設置された大学間学術資源活用事業のシェアード・プリントWG及び地区共同保存書庫WGによる検討事項を中心に、新たな調査結果を加えてまとめたものであり、「第I章 .はじめに」「第II章.シェアード・プリント」「第III章.分担保存」「IV章.共同保存書庫」「第V章.まとめ」の5章構成となっています。

報告書の目的として、日本の大学図書館における印刷体資料の共同保存・共同管理について現状把握とその実施に係る具体的課題の整理、印刷体と電子リソースの特性を考慮した蔵書構築の規範となるモデルなど4点についての検討実施を挙げています。

「シェアード・プリントWG報告書」(学術資料整備委員会シェアード・プリントWG)を公表しました(JANUL)
https://www.janul.jp/ja/news/20200611

シェアード・プリント WG 報告書 [PDF:126ページ]
https://www.janul.jp/sites/default/files/2020-06/95_sr_spwg_report_202006.pdf
※CC BY-SA 4.0で公開されています。

参考:
国立大学図書館協会、「学術情報の利用促進と保存プロジェクトチーム報告」をウェブに掲載:シェアードプリントについて報告
Posted 2014年6月27日
https://current.ndl.go.jp/node/26450

CA1819 – 北米における冊子体資料の共同管理の動向 / 村西明日香
カレントアウェアネス No.319 2014年3月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1819

CA1969 – 早稲田大学・慶應義塾大学コンソーシアムによる図書館システム共同運用に向けた取り組みについて / 本間知佐子, 入江 伸
カレントアウェアネス No.343 2020年3月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1969

OCLC Research、北米の図書の共同管理コレクションの現状をまとめたポジションペーパーを公開
Posted 2019年10月10日
https://current.ndl.go.jp/node/39241