米・ミネアポリス暴動により、ヘネピン郡内の図書館にも被害が発生

米・ミネソタ州ヘネピン郡ミネアポリスの警察署内で発生した警察官の行為による黒人男性フロイド(George Floyd)氏の死亡事故への抗議デモの一部暴動化により建物が破壊されたことを報じる同州StarTribune紙の2020年6月2日付の記事において、図書館も被害を受けたことが報じられています。

ミネアポリス中央図書館は、9枚のエッチングガラスが破壊され、同等のものと交換されるまで透明ガラスがはめられるとのことです。

また、暴動により大きな被害を受けた第3管区の警察の近くに所在する、ヘネピン郡図書館のイーストレーク(East Lake)分館も、大規模な被害を受けたとされています。

ヘネピン郡図書館は、イーストレーク分館について、職員は安全で、建物は補修され、窓・コンピューター・本は交換される予定であると同館のTwitterにおいて説明しています。また、清掃ボランティアは現在募集していないこと、安全のため被害を受けた建物や閉鎖されている建物に入らないこと、電話・電子メール・チャット等で図書館員と連絡が取れることについてもツイートされています。

Hennepin County tallies up damage to libraries, service centers in last week’s riots(StarTribune,2020/6/2)
https://www.startribune.com/hennepin-county-tallies-up-damage-to-libraries-service-centers-in-last-week-s-riots/570968162/

@hclib(Twtter,2020/5/31)
https://twitter.com/hclib/status/1266815473972379649

参考:
米国図書館協会(ALA)黒人コーカス、「黒人及び有色人種への暴力と差別の増大に対する非難声明」を発表
Posted 2020年6月3日
https://current.ndl.go.jp/node/41124

CA830 – ロス暴動で公共図書館も襲撃された! / 中村規子
カレントアウェアネス No.157 1992.09.20
https://current.ndl.go.jp/ca830