韓国国立中央図書館(NLK)、資料の保存と共有に関し、複合文化施設「芸術の殿堂」と業務協約を締結

2020年5月27日、韓国国立中央図書館(NLK)、資料の保存と共有に関し、複合文化施設である「芸術の殿堂」と業務協約を締結したと発表しています。

協約の内容として、資料の収集・保存のための寄贈・寄託、資料の保存・活用のためのデジタル化及び共同活用に関する協力、資料の整理及びサービスの標準化のための技術情報に関する交流、資料の共有及びサービス活性化のための広報などの連携事業での協力、があげられています。

NLKでは、芸術の殿堂が所蔵している展示図録、ポスター、公演ガイド、録音資料といった5万8,000点の原資料のうち、破損の恐れが高いものや活用性の高い資料を優先的にデジタル化の支援を行う予定です。デジタル化資料は図書館のウェブサイトを通じて公開するともに、芸術の殿堂にも提供されます。また両機関では、芸術資料の管理のための技術や文化芸術コンテンツの開発に関してもお互いの経験を共有し協力する計画です。

예술 콘텐츠 보존과 공유를 위한 업무협약 체결(芸術コンテンツの保存と共有のための業務協約締結)(NLK,2020/5/27)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50603000000.do?schM=view&id=36805&schBcid=normal0302

参考:
韓国国立中央図書館(NLK)、国内外の機関・個人等が所蔵する文化芸術資料を対象としたデジタル化支援事業の受付を開始:2020年12月までに約10万件をデジタル化
Posted 2019年11月20日
https://current.ndl.go.jp/node/39545

韓国国立中央図書館(NLK)と韓国文化芸術委員会(Arts Council Korea)、芸術関連資料の効果的な保存と国民への提供を目的とした業務協約を締結
Posted 2020年2月17日
https://current.ndl.go.jp/node/40255

韓国国立中央図書館(NLK)、文化芸術資料のデジタル化支援事業の2020年の対象機関を決定
Posted 2020年3月13日
https://current.ndl.go.jp/node/40483