公共図書館のサービスにはそこそこ満足、ただ・・・(米国)

米国の調査団体Public Agendaが図書館のための米国人協会(ALC)、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の支援を受けて行った調査によると、調査対象者の約8割は公共図書館を地域にとって重要な施設と位置づけており、公共図書館のサービスを評価する人も一定程度いるようです。最近相次いでいる図書館の運営予算不足に関しては、サービスの縮小を求めるよりも運営予算に当てるための増税を支持する人が多かったそうですが、一方で、図書館はその重要性をもっと政治の場に向けてアピールすべきという意見も見られます。
また、この調査では、今後図書館に必要とされるサービスとして、若者向けのサービスの拡大、成人に対するリテラシー教育、政府資料へのアクセスの強化、コンピュータの整備の4項目を挙げています。

Americans Say Public Libraries Are Essential to 21st Century Communities
(Long Overdue)
http://www.publicagenda.org/research/pdfs/long_overdue.pdf
http://www.publicagenda.org/press/press_release_detail.cfm?list=72
Study – Public Likes Libraries, But Leaders Need a Push. Library Journal.
http://www.libraryjournal.com/article/CA6343131.html