株式会社カーリル、学校向け蔵書検索サービスの無償提供を発表

2020年4月24日、株式会社カーリルが、学校図書館等を対象にインターネットからの蔵書検索と申し込みを受け付ける簡易的なシステムを無償で提供することを発表しました。

同システムは、カーリルが提供する業務用の横断検索API、国立国会図書館やopenBDの公開データを利用しています。発表の中では、蔵書検索システムの早急な整備が難しい図書館でも、簡易的なウェブサービスを立ち上げ、郵送による貸出等に活用できるとしています。

提供期間は定められていませんが、サービス開始から少なくとも24か月程度は安定的に提供されます。

COVID-19 : 学校向け蔵書検索サービスの無償提供について(カーリルのブログ, 2020/4/24)
https://blog.calil.jp/2020/04/negima.html

参考:
株式会社カーリル、蔵書検索を停止した図書館のバックアップとして「キャッシュOPAC」の運用開始を発表
Posted 2020年4月16日
https://current.ndl.go.jp/node/40792

株式会社カーリル、新型コロナウイルス感染症による全国の公立図書館への影響の調査結果を発表
Posted 2020年4月10日
https://current.ndl.go.jp/node/40747

E1924 – 図書館のOPACなどで書影の利用が可能なopenBD
カレントアウェアネス-E No.327 2017.06.22
https://current.ndl.go.jp/e1924