DRMに関する報告書(英国)

英国の超党派の議員で構成されているインターネットグループ(All Party Parliamentary Internet Group:APIG)が2005年11月から行っていたデジタル著作権管理(DRM)に関する調査報告が、このほど発表されました。調査に対しては、消費者団体、シンクタンク、図書館、出版社、音楽・映像業界、法曹界から90の回答が寄せられています。これらの回答を元に報告書では「政府はDRMを義務付けるような法制化すべきでない」と提言されています。

なお、BLも、この調査に対してDRMを懸念するコメントを寄せたと記者発表しています。

APIG inquiry into Digital Rights Management
http://www.apig.org.uk/current-activities/apig-inquiry-into-digital-rights-management.html

Library warns of ‘more restrictive’ DRMs
British Library expresses concern about the impact of DRMs on access, fair dealing and digital preservation
http://www.bl.uk/news/2006/pressrelease20060607.html

参考:
E454 (No.78) – 英国の図書館界,DRMに対する懸念を表明
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/cae/item.php?itemid=460