柏市立図書館(千葉県)、交流型講演会「地域の記憶を未来につなぐために、いま出来ること」を開催

2020年2月16日、千葉県の柏市立図書館が交流型講演会「地域の記憶を未来につなぐために、いま出来ること」を開催します。

同市では、近現代を中心とした資料の多くが急速に失われつつあると危機感があり、書籍化された地域資料等だけでなく、フリーペーパーやチラシ、町会等の活動記録など市民活動によって生み出された資料についても、収集・整理・保存し、活用できる形で伝えていくことが図書館の重要な役割だとの問題意識のもと、アーカイブの専門家である福島幸宏氏(東京大学大学院特任准教授)を講師に招き、地域資料の重要性や収集保存活用方法等についての講演会を開催するものです。

講演会のあと、第2部では交流会を行い、市民同士で、どのように地域資料を保存活用していきたいかや、図書館や市民の役割はどのようなものかについて、グループごとに語り合うとしています。

参加費は無料ですが、先着40人です。

柏市立図書館 交流型講演会地域の記憶を未来につなぐために、いま出来ること(令和2年2月10日発表)(柏市, 2020/2/11)
http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/020300/p053756.html

柏市立図書館 第1回 交流型講演会地域の記憶を未来につなぐために、 いま出来ること ~地域のアーカイブ機能と図書館~(柏市立図書館) [PDF:1ページ]
https://tosho.city.kashiwa.lg.jp/html/132244820545151040/20200216%20%E7%AC%AC%EF%BC%91%E5%9B%9E%E4%BA%A4%E6%B5%81%E5%9E%8B%E8%AC%9B%E6%BC%94%E4%BC%9A%E3%81%A1%E3%82%89%E3%81%97.pdf

参考:
E1892 – 長浜市立高月図書館における折り込みチラシの保存について
カレントアウェアネス-E No.321 2017.03.09
https://current.ndl.go.jp/e1892

CA1846 – 研究文献レビュー:地域資料サービス / 竹田芳則
カレントアウェアネス No.323 2015年3月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1846

CA1876 – 動向レビュー:公立図書館における住民との協働による地域資料サービスの構築 / 相宗大督
カレントアウェアネス No.328 2016年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1876

CA1890 – 動向レビュー:英米のオーラルヒストリー・アーカイブから何を学ぶか / 梅崎 修
カレントアウェアネス No.330 2016年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1890

CA1945 – 近年の公立図書館による出版活動の概要:定期刊行物を中心に / 武田和也
カレントアウェアネス No.339 2019年3月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1945

図書館調査研究リポートNo.9 地域資料に関する調査研究
https://current.ndl.go.jp/report/no9