科学研究用ソフトウェアに関する米国の科学者向け著作権ガイドが公開される

ソフトウェアへの長期アクセスのための団体Software Preservation Network(SPN)は、2019年12月17日付けのTwitterにおいて、科学研究用ソフトウェアに関する著作権ガイド“Copyright Guide for Scientific Software”が公開されたことを紹介しています。

米・ハーバード大学ロー・スクールのCyberlaw Clinicと、米・ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの共同プロジェクトの成果であり、SPNも同プロジェクトに対し協力を行いました。

ガイドはリポジトリZenodo上で公開されています。米国の科学者向けに、米国の著作権法に焦点を当てた内容となっており、著作権と科学研究用ソフトウェアの関係、他者が作成したソフトウェアを使用する上での注意、自らが作成したソフトウェアを他者が使用・引用しやすくするための留意点などが簡潔にまとめられています。

@SoftPresNetwork(Twitter, 2019/12/17)
https://twitter.com/SoftPresNetwork/status/1207012892882550784

Copyright Guide for Scientific Software(Zenodo)
https://doi.org/10.5281/zenodo.3581326

参考:
E1927 – 研究用ソフトウェアの適切な引用<文献紹介>
カレントアウェアネス-E No.327 2017.06.22
https://current.ndl.go.jp/e1927

Cyberlaw ClinicとSoftware Preservation Network、ソフトウェア保存に関するDMCA例外規定を理解するための実務者用ガイドを公開
Posted 2018年12月12日
https://current.ndl.go.jp/node/37211