米国デジタル公共図書館(DPLA)、Wikimedia財団と連携し、登録されている文化遺産のデータをWikimedia Commonsにアップロードすると発表

2019年12月10日、米国デジタル公共図書館(DPLA)は、Wikimedia財団と連携し、DPLAに登録されている文化遺産のデータを、Wikipedia等のWikimedia財団のプロジェクトに取り込むと発表しました。

アルフレッド・P・スローン財団の助成を得て実施されるもので、最初に取り込むものの1つとして、黒人女性と参政権運動に関するコレクションがあげられており、写真・手稿等の歴史的な資料がWikimedia Commonsにアップロードされます。

今回の連携は、同財団のWikimedia Commons内のメディアファイルの機械可読性やオンライン検索でのアクセス向上のためのインフラ構築プロジェクトを基に実施されます。

DPLA cultural artifacts coming to Wikipedia through new collaboration with Wikimedia Foundation(DPLA, 2019/12/10)
https://dp.la/news/dpla-cultural-artifacts-coming-to-wikipedia-through-new-collaboration-with-wikimedia-foundation

参考:
E2188 – 米国デジタル公共図書館(DPLA)戦略計画2019-2022
カレントアウェアネス-E No.378 2019.10.24
https://current.ndl.go.jp/e2188