米・リーハイ大学、“Bibliotheca Philadelphiensis”プロジェクトの成果を紹介:中世の手稿類16万ページ以上をデジタル化

米・リーハイ大学は、2019年11月22日付けの記事“Digitizing Medieval Manuscripts”において、近頃完了したプロジェクト“Bibliotheca Philadelphiensis”の成果を紹介しています。

“Bibliotheca Philadelphiensis”は、フィラデルフィア地域の特別コレクションを所蔵する図書館のコンソーシアム“Philadelphia Area Consortium of Special Collections Libraries”が組織したプロジェクトであり、図書館情報資源振興財団(CLIR)から助成金約50万ドルを得て、中世の手稿類のデジタル化が行われました。

3年間のプロジェクトを通じて、手稿類475点、計16万ページ以上がデジタル化され、画像及びメタデータは米・ペンシルバニア大学Penn Librariesの手稿のポータル“OPenn”で保存されるとともに、同プロジェクトの資料公開インターフェース“BiblioPhilly”を介して検索、閲覧、ダウンロードが可能となっています。また、Internet Archive(IA)上でも利用可能となっています。

Story Archive(リーハイ大学)
https://www2.lehigh.edu/news/archive
※2019年11月22日付けの記事に“Digitizing Medieval Manuscripts”とあります。

Digitizing Medieval Manuscripts(リーハイ大学)
https://www2.lehigh.edu/news/digitizing-medieval-manuscripts

BiblioPhilly
http://bibliophilly.library.upenn.edu/

Bibliotheca Philadelphiensis(IA)
https://archive.org/details/bibliotheca-philadelphiensis

参考:
CLIRの助成金を受け、“Bibliotheca Philadelphiensis”が中世の手稿類をデジタル化して公開へ
Posted 2016年1月14日
https://current.ndl.go.jp/node/30433

英国図書館及びフランス国立図書館、両館の協力プロジェクトにより中世の手稿類800点をデジタル化して公開
Posted 2018年11月27日
https://current.ndl.go.jp/node/37108