ゲームで学ぶデジタル保存(記事紹介)

英・電子情報保存連合(DPC)の2019年11月4日付けブログ記事“Digital Preservation and Games”において、デジタル保存をテーマとしたゲームへの言及がなされています。筆者は米・マサチューセッツ工科大学図書館でデジタル保存のディレクターを務めるNance McGovern氏です。

2018年に米・ハーバード大学で開催された第15回電子情報保存に関する国際会議(iPRES2018)では、デジタル保存に関するゲームが体験できるゲームルームが初めて設けられました。McGovern氏は、そこで紹介されたボードゲーム“Save my Bits”、“Criteria Game”、“Preservia”とカードゲーム“Obsolescence”の計4種類が、iPRES2018の予稿集のウェブページ等からダウンロードできることが紹介するとともに、これらのゲームがデジタル保存の複雑さを知る上で有用であることや、ゲームの重要な要素である人を引き付けるストーリーテリングが、デジタル保存の効果的な説明に役立つ可能性を指摘しています。

予稿集のウェブページには各ゲームの簡単な説明も掲載されており、例えば“Save my Bits”は、楽しみながらビット情報の保存について学べるボードゲームで、ビット情報を2018年から2050年まで守り抜くことがプレイヤーの目標となるとあります。

Digital Preservation and Games(DPC, 2019/11/14)
https://www.dpconline.org/blog/idpd/digital-preservation-and-games

Ad Hoc: Games
https://osf.io/mucwf/
※ゲームに関する情報を掲載したiPRES2018予稿集のウェブページです。

参考:
E2085 – 第15回電子情報保存に関する国際会議(iPRES2018)<報告>
カレントアウェアネス-E No.359 2018.12.06
https://current.ndl.go.jp/e2085

ACRLによるカレントアウェアネスジャーナル“Keeping Up With…”第2号刊行 テーマは「ゲーミフィケーション」
Posted 2013年5月24日
https://current.ndl.go.jp/node/23575

EDUCAUSE、「ゲーミフィケーションについて知っておくべき7つの事柄」を公開
Posted 2011年8月15日
https://current.ndl.go.jp/node/18879