国立国語研究所、ウェブページ「先駆的名論文翻訳シリーズ」を公開

2019年11月6日、国立国語研究所は、ウェブページ「先駆的名論文翻訳シリーズ」(Pioneering Linguistic Works in Japan)の公開を発表しました。

日本語で出版された論文の中から、日本語学的・言語学的にパイオニア的価値を持ち、その評価がほぼ確立した日本語論文を選定・英訳したものを公開しています。

2019年11月6日時点では、橋本進吉「国語仮名遣研究史の一発見―石塚龍麿の仮名遣奥山路について―」、金田一春彦「現代諸方言の比較から観た平安朝アクセント」など論文7本の英訳が公開されており、今後追加の翻訳も予定されています。

なお、英訳に際しては、英語を母語とし、当該分野を専門とする言語学者に依頼したこと、英文校正に際しても、これらの言語学者およびこの分野を専門とする国立国語研究所所員に依頼したことが紹介されています。

2019年度のニュース一覧(国立国語研究所)
https://www.ninjal.ac.jp/newsyears/2019/
※2019年11月6日付けのニュースに「先駆的名論文翻訳シリーズ (Pioneering Linguistic Works in Japan) を公開しました」とあります。

先駆的名論文翻訳シリーズ(国立国語研究所)
https://www2.ninjal.ac.jp/plwj/ja/

参考:
国立国語研究所、「語彙研究文献語別目録」の全文テキストデータを公開
Posted 2019年10月25日
https://current.ndl.go.jp/node/39355