OCLC、リモートアクセス用ソフトウェア“EZProxy”の新バージョン6.6.2を公開

2019年9月26日、OCLCは、リモートアクセス用ソフトウェア“EZProxy”の新バージョン6.6.2を公開したことを発表しました。OCLCは新バージョンの主な特徴として以下の点を挙げています。

・セキュリティ強化のため、シングルサインオン(SSO)時のユーザーネーム暗号化と2019年3月にリリースされたOpenSSL 1.0.2sへの対応を実施した

・デバッグツールFiddlerに準拠したログファイル生成により図書館が迅速にアクセスに関するトラブルへ対処可能になった

・図書館と大学のSSOサービスがより密接に統合可能になった

また、ポート番号で中継先を振り分けするオプションEZproxy’s Proxy by Portについて、多くの一般的な電子リソースサイトとの互換性がないことから、2020年9月30日をもってサポートを終了することが合わせて発表されています。同オプションを利用している場合には、サポート終了後は中継先をホスト名で振り分けするように案内しています。

EZproxy 6.6.2 available(OCLC,2019/9/26)
https://www.oclc.org/en/news/announcements/2019/ezproxy-66.html

EZproxy v6.6.2 release notes(OCLC,2019/10/2)
https://help.oclc.org/Library_Management/EZproxy/EZproxy_release_notes_and_known_issues/2019_release_notes/050EZproxy_v6_6_2_release_notes

参考:
OCLC、リモートアクセス用ソフトウェア“EZProxy”のホスティング版サービスを提供へ
Posted 2012年6月4日
https://current.ndl.go.jp/node/21010

OCLC、EZproxy 5.0を発表
Posted 2008年4月11日
https://current.ndl.go.jp/node/7616

OCLC、図書館向けリモートアクセス認証ソフトの大手ベンダーを買収
Posted 2008年1月15日
https://current.ndl.go.jp/node/7132