中国・浙江図書館、杭州の観光地にブックカフェを開設:観光客への資料貸出サービスも提供

2019年9月23日、中国の5A級観光地(中国・文化観光部が定める観光地等級の最上級)である「杭州西湖風景名勝区」の管理委員会は、9月22日、同区内の観光地で中国南宋時代の武将・岳飛を祭る「岳王廟」の敷地内に、ブックカフェ「啓忠書吧」がオープンしたことを発表しました。

浙江図書館(浙江省杭州市)と岳王廟の管理処が協力して開設したものであり、蔵書は5,000冊余りで、内60種200冊近くが岳飛に関する資料です。中国の決済サービス「アリペイ」(支付宝)に紐づく信用スコア「芝麻信用」の点数が550点以上であれば、地域住民、観光客のいずれであっても無料で資料を借りることができます。借りた資料は郵送での返却も可能です。

公共図書館と5A級観光地が共同開設し、信用スコアを用いて観光客に無料貸出を行うブックカフェは中国国内で初の事例とあります。

书香浙江·杭州岳王庙启忠书吧正式开放(杭州西湖风景名胜区管委会, 2019/9/23)
http://westlake.hangzhou.gov.cn/art/2019/9/23/art_1639430_38319565.html

全国首个公共图书馆景区信用书吧开放(人民网, 2019/9/22)
http://zj.people.com.cn/n2/2019/0922/c370990-33377440.html
※ブックカフェ開設を報じる人民網の記事です。

参考:
CA1729 - 図書館と観光:その融合がもたらすもの / 松本秀人
カレントアウェアネス No.306 2010年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1729