シネマテーク・スイス(Cinémathèque suisse)、研究所兼アーカイブ施設を開設

2019年9月6日、シネマテーク・スイス(Cinémathèque suisse)が、スイス・ヴォー州のパンタに、研究所兼アーカイブ施設を開設しました。

スイス公共放送協会の国際部による“swissinfo.ch”によると、同施設には、70万点のフィルムのリール、250万枚の写真、50万点のポスター、2万6千冊の図書、希少なカメラ2,000点などが保管されているとのことです。また、映画館(40席)、展示場、会議場なども備えられており、フィルムの修復家やIT専門家など約50人が雇用されていると紹介されてます。

政府に対して映画フィルムのデジタル化のための資金を提供するよう説得するために、施設の計画から完成までに約20年かかったとしています。

Portes ouvertes à Penthaz(Cinémathèque suisse,2019/9/3)
https://www.cinematheque.ch/f/actualites/article/portes-ouvertes-a-penthaz/

Swiss Film Archive inaugurates research centre(swissinfo.ch,2019/9/3)
https://www.swissinfo.ch/eng/film-heritage_swiss-film-archives-inaugurates-new-research-centre/45211746

参考:
スイス国立サウンドアーカイブがスイス国立図書館と統合
Posted 2016年2月16日
http://current.ndl.go.jp/node/30751

E2014 – 国立美術館の映画専門機関「国立映画アーカイブ」
カレントアウェアネス-E No.345 2018.04.19
http://current.ndl.go.jp/e2014