米国の研究大学におけるデータ・ライブラリアンの配置状況(記事紹介)

米・Ithaka S+Rは、2019年7月29日付けのブログ記事において、米国の研究大学におけるデータ・ライブラリアンの配置状況を紹介した記事を公開しました。

記事では、米国のR1(最高度の研究活動を行う博士号授与機関)に分類される131大学について、ウェブサイトで公開された情報を基に、主としてデータサービスに従事する図書館員の数を調査したことが報告されています。調査の結果として、R1大学のうち約4分の1がデータサービス専任の図書館員を置いていないこと、データサービス専任の図書館員を1人だけ置く大学が同じく約4分の1程度であったこと、3分の1程度の大学は2人から3人のデータ・ライブラリアンの小チームを置いていること、4人から10人の規模の大きいデータ・ライブラリアンのチームを置く大学は少数に留まること、データサービス専任スタッフの平均人数は2人強であったこと、などが紹介されています。

Counting Data Librarians(Ithaka S+R,2019/7/29)
https://sr.ithaka.org/blog/counting-data-librarians/

参考:
米国の大学図書館における「データ・ライブラリアン」とは?(文献紹介)
Posted 2018年8月9日
http://current.ndl.go.jp/node/36472

【イベント】国際ワークショップ「データ・ライブラリアン:アメリカ大学図書館におけるライブラリアンの役割変化について」(9/7・東京)
Posted 2017年8月23日
http://current.ndl.go.jp/node/34554

CA1818 – 研究データ共有時代における図書館の新たな役割:研究データマネジメントとデータキュレーション / 池内有為
カレントアウェアネス No.319 2014年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1818

米・Ithaka S+R、イシューブリーフ“Data Communities:A New Model for Supporting STEM Data Sharing”を公開
Posted 2019年5月23日
http://current.ndl.go.jp/node/38219